プロジェクト

ユネスコチェア「文化遺産と危機管理」

ユネスコチェアとは?

ユニツイン(UNITWIN:University Twinning)/ユネスコチェア(UNESCO Chairs)とは、1992年第26回ユネスコ総会にて採択された、知の交流と共有を通じて、高等教育機関および研究機関の能力向上を目的とするプログラムです。高等教育機関の国際的な連携・協働を促進することにより、人的・物的資源のシンクタンクとして、また教育・研究機関、地域コミュニティ、政策立案者間の橋渡し的存在としての役割を担うことを目指すものです。

参考:
https://www.mext.go.jp/unesco/004/1385299.htm (日文)
https://en.unesco.org/themes/higher-education/unitwin (英文)

 

立命館大学ユネスコ・チェア「文化遺産と危機管理」の目的と活動

立命館大学ユネスコ・チェアは文化遺産における危機管理に関する国際的なネットワーク形成や国際研修および学術研究の促進を目的としています。本ユネスコチェアは文化遺産の危機管理を扱う世界でも唯一の取り組みです。

本学ユネスコ・チェアの主要プログラムとして、2006年から「文化遺産と危機管理」国際研修を実施しています。本国際研修の受講対象者は主に政府や研究機関の文化遺産保護の専門家と防災の専門家としており、毎年10~15人の専門家が研修を受けています。3週間のコースは講義、フィールドワーク、演習およびディスカッションによって構成しており、フィールドワークには京都を初め、日本の歴史市街地の他、災害被害を受けた被災地も含めています。日本の最新防災技術の伝達を目指しています。受講者はそれぞれの国の文化遺産防災に関する課題をあらかじめ用意し、研修中にそれらの課題を認識しつつ、文化遺産と防災の両専門家が協同して、文化遺産および歴史都市の価値を踏まえた防災計画を作成する手法を習得することを目的としています。

日本での3週間の国際研修以外にも各国の防災計画、応急対応計画、復興計画などの策定における短期研修をフォローアッププログラムとして実施しています。

上記の活動以外に、多様な国における文化遺産防災学関連の実践的研究の実施、文化遺産地区における防災計画策定を目指した過年度研修生を含む専門家および実践者への学術的サポートも行っています。

詳しくは以下の専用ページを確認ください。

専用ページはこちら